《兄弟姉妹の皆さん》
2025.9.21ミサ説教
おはようございます!International Dayを祝うために、垂水教会であなた方と一緒にいるのは本当に嬉しいことです。日本に来るのは今回で2回目ですが、すでに皆さんの温かさを感じています。 そして今日、私たちがInternational Dayを祝いますが、その温かさには特別な目的があります。
正直に言うと、本日の朗読は非常に厳しいし、大きな不安です。 その朗読は私たち、特に権力を持つ人々と管理者の心を揺さぶるかもしれません。
預言者アモスは厳しく語っていますよね?彼は貧しい者を踏みつける人と、貧しい者の靴を買い取る人を非難しました。彼は深刻な不正、弱い立場にある人々をだまし、彼らの人間性を忘れるシステムについて話していました。 神がそのような行いを決して忘れないと予言者アモスは言いました。
一方、福音書で、イエスは別の教訓を教えてくださいました。それは深くつながっています。 「ごく小さなことに忠実な者は、大きなことにも忠実である。」とイエスは私たちに教えられました。このようにして、彼は誠実さについて話しておられます。それは日常生活の小さなことへの向き合い方で、私たちの真の性格を明らかにします。
兄弟姉妹の皆さん、今日の朗読を聞きながら、それらは厳しい罰ではなく挑戦だと思います。それに対して、キリスト共同体としてのあなた方が既に、力を尽くして応じていると思います。
感謝の気持ちを伝えたいと思います。 皆の親切さに心より感謝申し上げます。あなた方はベトナム、アメリカ、イギリス、インドネシア、フィリンピン、中国、その他多くの国から来た兄弟姉妹を歓迎してあげました。ただドアを開けただけではありません。あなたがたは心を開きました。
私は以前、移住労働者のために働きました。彼らの話をよく知っています。自分の家族から離れる痛み、新しい言葉を学ぶ恐れ、外国人としての立場の弱さを聞いてわかりました。非常に難しいです。 ですが、同時に、私は彼らのほかの気持ちもを知っています。日本について語るとき、多くの人が苦難ではなく感謝の気持ちを語ります。 彼らは公正な雇い主、敬意を払う隣人、受け取った優しさについて話します。
これが福音の実践です! これは「ごく小さなことに忠実になる」ことです。 あなたの文化は、主にカトリックではないかもしれませんが、私たちの信仰の中心にある価値観を放射しています。つまり、よく働くこと、考えること、他人に対する深い敬意、そして、言葉だけでなく、行動に表れる思いやりです。あなた方は困っている人々を守り、手を差し伸べるので、誠実さを生きています。アモスはあなた方を褒めています。
今日、International Dayを祝うにあたり、私たちは、これがギブアンドテイクの関係であると理解しています。これは美しい、相互の贈り物の交換です。 あなたがたは平和と帰属場所、つまり、そこに繋がることで安心できる場所を提供してくれます。 そして、多くの国からの兄弟姉妹のおかげで、特に、彼らの喜び、信仰、愛情、そして伝統の共有により、あなた方の共同体と文化は豊かになります。 皆さんは共に、より明るく、より多様で、より美しい教会を築いています。
ですから、今日は、このいただいた恵みの交流を神に感謝しましょう。 計り知れないほど寛大な神が、日本の教会を祝福し続けてくださいますように。 神が心を開いたあなた方のために祝福してくださいますように。 そして、ここに家を見つけたすべての移住労働者の兄弟姉妹を祝福し、私たちがキリストにある一つの家族であることを私たち全員に思い出させてくださいますように。アーメン。