《 私たちを飼い葉桶へと導く 》
Epiphany A
2026.1.4ミサ説教
兄弟姉妹の皆さん、イエスの誕生の話を読むと、生まれたばかりの赤ん坊を訪ねてきた特別な二つのグループがあることに気づくでしょう。羊飼いたちと、東方からの博士たちでした。神の母聖マリア祭日の福音は、羊飼いたちの訪問についてです。今日、マタイ福音書から、東方からの博士たちが幼子を訪れたことを聞きました。なぜ彼らの訪問を祝いますか。何か特別な理由がありますか。
あの暗い夜に主の天使が羊飼いたちに現れて、イエスの降誕について告げました。その啓示は神からの直接的で、超自然的な示唆でした。私たちは簡単にそれを理解して、受け入れることが出来ます。天使は確かに現れます。一方、東方の博士たちは星を観察することでイエスの誕生を知りました。星は彼らに何も話しませんでした。博士たちは自然崇拝者であり、星の動きを読み取り、それが何を意味し、どこへ導くのかを学ぶ人々だったことを思い起こしてみましょう。 彼らは星を見守る人たち、占星術師でした。
マタイ福音著者によると、ヘロデ王と民の祭司長たちや律法学者たちは聖書を読んで、生まれたばかりの王のことを知りました。羊飼いたちと東方からの博士たちとヘロデ王は、それぞれイエスの真実を知る手がかりを持っていました。彼らの知識はビジォン、幻、聖書、人々、そして星などを通してもたらされました。
兄弟姉妹の皆さんはどのように知りましたか。どのようにして生まれたばかりのイエスを知ったのかという質問は、もはや重要ではないと思います。あなたがたはすでに彼を知っています。 羊飼いたちと博士たちは赤ん坊の御顔を見て、拝み、自分たちのいた場所へ喜んで帰りました。ヘロデ王と彼の仲間たちはイエスのことを知りましたが、見ることが出来ませんでした。 私たちが自問しなければならないのは、どうすれば幼子の飼い葉桶にたどり着くのかということです。何が私たちを彼の元へと導いてくれるのでしょうか。それが重要なことです。一番大事なのは、私たちが幼子の飼い葉桶にたどりつくことなのです。
博士たちのように、私たちも星を見守り、その光と導きに従うことです。何よりもまず、この幼子の飼い葉桶に導いてくれる星は神に属する全てのことです。それは神の掟、御心、聖書、そしてイエス・キリストが言われたすべての教えかもしれません。 イエスが弟子たちに言われたように、御言葉は真実であり、ご自分を信じる者はたとえ死んでも永遠に生きるということです。この間、教皇様はこう言いました。「神の呼びかけに従うことを恐れないでください。」 と。
この星は、おそらく教会に関するあらゆることを指しているのでしょう。成長したあの幼子はこの教会を築き、人々を再びご自分の元へ導く使命を託しました。教会は創立者であるイエスの御言葉と教えを説明する権威です。秘跡があり、それが恵みの源です。ご聖体は魂の食べ物です。ゆるしの秘跡は傷ついた魂を清め、癒します。 神の目に見える道具として、教会は神の民と共に永遠に旅を続けます。
最後に、星は私たちの善行、奉仕、そして思いやりのある態度かもしれません。私たちは不完全かもしれませんが、心をよく見つめ直せば、善いことをしたい、生活で困っている人々に手を差し伸べ、貧し人に何かを与え、孤独で見捨てられた人に寄り添い、才能や時間を分かち合い、他者の物語や経験を裁くことなく聞くという傾向があることに気づくでしょう。 正直言って、私たちは心の奥底で、誰かの役に立ちたいと願っています。より良い社会のために犠牲を払い、他の人々と一つになりたいと思っています。
兄弟姉妹の皆さん、間違いなく、私たちの善行、謙遜な奉仕、そして思いやりのある態度が、幼子イエスの元へと導いてくれます。天にある星の導きに従って、歩みましょう。