2024年10月13日年間第28主日(B年)のミサ 説教の要約

永遠の命を受け継ぐのでしょうか? 
28th Sunday Year B

同じ会の神父が、こんな話をしてくれました。 ある時、彼は年配の愛徳姉妹会のシスターと話しをしました。 彼はそのシスターに、日本語を学ぶのが難しいと言うことを話しました。 すると、シスターは答えました、 「神父様、日本語がわからなくても大丈夫ですよ。天国に行けば大丈夫です」 彼は冗談めかしてシスターにききました。「 では、どうすれば、永遠の命をうけつげるのでしょう?” 死ななきゃダメですか?」

今日の福音の中に、こういう話があります。ある人が走り寄って、ひざまずいて尋ねました。「善い先生、永遠の命を受け継ぐには、何をすればよいでしょうか?」

その質問はとても良い質問です。 私たちは皆、永遠の命を受け継ぐために、何をしなければならないのかを、心から理解しようと努力するべきです。 私たちの年配の兄弟姉妹は、すでに永遠の命を得ることを考えていると思いますが、そうでない場合は、今から始めないとだめですよ。 その若者は、オープンで、誠実にその質問をしたのだと思います。 その若者は良いものを持っていました。 イエスが彼に掟について尋ねられたとき、彼は答えていました、 「先生、そういうことはみな、子供の時から守ってきました。」 彼は掟を力いっぱい果たしてきました。 彼はひかえめに言ってもとても良い人でした。

もしかしたら、その若者は、やるべきことはそれだけでいいと言われることを期待していたのかもしれません。 私たちはみんな、おそらく同じ間違いに陥っているでしょう。 私たちは、努力すれば永遠の命を得ることができると考えています。ですから、 私たちは真面目に責任を負っています。 掟を力いっぱい守っています。私たちは完璧であろうと努力しています。そして、罪の告白する前、それとも、夜寝る前に心を見つめるとき、私たちは自分ができなかったことや、自分に欠けているのは何かに焦点を当てます。 私たちは胸を打ち、自分が嘘をついたことを認め、ミサに与ることが出来なくて、学校でカンニングをし、妻と喧嘩し、怒りのあまり、子供たちに向かって怒鳴りました。 そして、許しの秘跡を受けるとき、私たちは、人々が私たちの罪によって、どのように影響を受けるかではなく、自分の失敗や犯した罪について司祭に告解します。

しかし、その若者は間違いを犯しました。 彼はイエスから何を聞くことになるか予想していませんでした。 イエスは彼を見つめ、彼を愛し、言われました、 「あなたに欠けているものが一つある。行って、持っているものを売り払い、貧しい人々に施しなさい、そうすれば、天に富を積むことになる。それから、私に従いなさい。」と。イエスは、その若者をじっと見つめられました。 彼に憐れみを示し、彼とより深い関係に築き、招待しました。 “私の元に来て、私に従いなさい。” とイエスは言われました。私に従いなさいと言う呼びかけは、信頼と自信に基づく関係です。 彼は従順で善良だったから召されたのではなく、むしろイエスが彼を愛したから召されました。

イエスは語りながら、永遠の命は純粋に掟に従うという行動によって得られるという若者の誤解を解いていたのです。真実は、永遠の命は神からの贈り物であり、人々は感謝と驚きを持って、受け取ることができるということです。 神は無条件の愛をもって、私たちに来てくださっています。 神は私たちとの交わりと親密さを望んでおられます。 永遠のいのちとは、神と共にいることです。 それは神の存在であり、それは私たちが決して得ることも返すこともできない贈り物です。 すべての贈り物のように、受け取らなければなりません。 そうなると、それは自分の仕事となり、私たちのすべての能力が要求されます。 その理由は、神は私たちの協力と参加を必要としており、私たちを通して、神は他の人々に手を差し伸べることができるからです。

兄弟姉妹の皆、私たちは、永遠の命はただ私たちの努力、つまり、掟に従うことだけ、または私たちの達成によって得られると考える誘惑を避けなければなりません。 これは私たちの多くが抱く誘惑です。永遠の命は今でも神の働きであり、神の私たちへの贈り物です。 しかし、神は私たちがそれを得るために何かをすることを望んでおられます。
世話をした人々が、道で亡くなる人々の、ほんの一部にすぎないカルカッタでのマザー・テレサの使命に対する、圧倒的な事実にどのように立ち向かうことができるか尋ねられたとき、マザー・テレサは答えました。 「善良な主は、自分の思いを遂げるために、私をカルカッタの街に送りだしてのではなく、私がこれらの人々に示す愛の中で、人間の苦しみの真っ只中に存在する主の愛を、私が忠実にこれらの人々に証しするためにでした。」

 

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10月のミサの予定

〈10月のミサの予定 日曜10時〜〉

10月   6日(日) 年間27主日(子どもとともに捧げるミサ)

10月13日(日) 年間28主日

10月20日(日) 年間29主日

10月27日(日) 年間30主日 (中川神父様)

 

10月はロザリオの月です。

10,月の主日は9時40分からロザリオを1連、マリア様にお捧げしますので、ロザリオをご持参ください。

9月のミサの予定

〈9月のミサの予定 日曜10時〜〉

9月   1日(日) 年間22主日(アルマンド神父様)

9月   8日(日) 年間23主日

9月15日(日) 年間24主日(子どもとともに捧げるミサ・敬老祝福式)
※ミサ後園遊会

9月22日(日) 年間25主日 (中川神父様)
※ミサ後園遊会

9月29日(日) 年間26主日(高橋神父様)

8月のミサの予定

〈8月のミサの予定 日曜10時〜〉

8月   4日(日) 年間18主日(子どもとともに捧げるミサ)

8月11日(日) 年間19主日

8月15日(木) 聖母の被昇天

8月18日(日) 年間20主日 ※ミニバザー

8月25日(日) 年間21主日(中川神父様)

【子ども会】夏のお楽しみ会

暑い日が続きますが子どもたちはまだまだ元気ですね。

今日は子ども会『夏のお楽しみ会』と言うことでミサ後から晩ごはんまで目一杯楽しみました。

 

まずはお昼ごはん。

各自好きなレトルトカレーを持ち寄り、教会で炊いたご飯にかけていただきました。

食べたあとは、おやつ用に好きなフルーツをでゼリー作り。

どれも美味しそう。固まるのを楽しみにしながらお部屋でレクリエーションです。

紙コップや椅子を使っていろいろな遊びをしました。

盛り上がったところで水遊びの用意ができたので外に移動して水鉄砲やシャワーを使って思い思いに遊びます。

スイカ割りもしてみんなで食べました。冷たくて美味しかったですね。

少しゆっくりしたあとは、晩ごはんのバーベキュー。

お父さん達が頑張って焼いてくれたお肉やお野菜、みんなでたくさん食べました! 

自分でマシュマロを焼くのもバーベキューの醍醐味ですね。

食べ終わった子から昼に作ったゼリーを食べたりビデオを見たりとゆっくりしたあと、最後に“夕の集い”としてキャンドルの元に集いました。

シスターのお話を聞いたり、お友達から今日の感想を聞いたりして心を鎮め、今日のこの日に感謝をしました。

みんな楽しい1日が過ごせて良かったです。

子ども会は夏休みに入ります。また二学期楽しく集えるといいですね。

愛徳カルメル会からのお知らせ

「祈りの集い」

〜アイン・カレンの 歌とギター〜

◎6月23日(日)

◎午後4:00~5:00

◎愛徳カルメル会本部 聖堂

◎来日中のスペインの愛徳カルメル修道会のシスター方によるコーラスグループ、「アイン・カレン」のシスター3名を迎えて祈りの集いを行います。

どなたでもいらして下さい。お待ちしています。

被昇天の聖母 カトリック 垂水教会