緊急事態宣言が発令中はミサを中止および教会施設を閉鎖します
2021年4月24日
カトリック垂水教会 信徒の皆様
担当司祭:林 和則
緊急事態宣言が発令中はミサを中止および教会施設を閉鎖します
+主の平和
昨日23日金曜日に前田大司教様から「新型コロナウイルス感染症にともなう措置(第11次)」の通達がFAXで送られてまいりました。以下に通達の全文を掲載いたします。
「復活節を過ごしている私たちですが、大阪教区内の大阪府と兵庫県に対して、政府は緊急事態宣言の発令を検討し正式決定を待つ段階となりました。また、和歌山県内の感染者も増加の傾向にあります。今年1月の緊急事態宣言と比べて、より強い人流の抑制を求める緊急事態宣言です。皆さまとともにこの危機を乗り越えていきたいと思います。
第10次の文書において主日ミサは不要不急の集まりではなく必要なものであることを思い出していただきました。主日ミサは私たちにとって大切な務めですが、感染拡大が人の生命にかかわる切迫した事態となってきています。このことからも教会における人流を抑制したいと思います。
新型コロナウイルスの猛威は、従来のウイルスから変異型のウイルスへと変化し感染力を増して私たちの近くまで歩んできています。ご存知の通り、大阪教区内の3府県では感染者数は増加の一途です。日々の祈りの中で早期の終息を祈っていますが、コロナウイルスは姿を変え私たちの生活を蝕んできています。このような状況に鑑みて、以下のようにお知らせいたします。
- 緊急事態宣言が発令された地域は、発令中の公開ミサを中止とします。
但し、急なお知らせのため信徒への告知が難しいかと思います。その場合、4月25日(日)に関しては可能な限り公開ミサを中止としてください。 - 基本の対策は、2020年11月1日に日本カトリック司教協議会が発表した「日本のカトリック教会における感染症対応ガイドライン」に従って対策をお願いします。
- 公開ミサ中止期間中、大阪教区のすべての信徒に主日のミサに与る義務を免除します。各自が家庭で、聖書を朗読し祈りを捧げたり、ロザリオの祈りをしたりする時を持つように勧めます。
- 司牧担当者は、公開ミサが中止となっている中でも、直接の接触を可能な限り避けつつ、他の様々な手段を用いて信者さんへの司牧的配慮に努めてください。
- 緊急事態宣言の中止等状況が変わった場合は、改めてお知らせいたします。
*主要外国語版は順次ホームページに掲載いたします。
以上の通達に従って、垂水教会は以下のように実施いたします。
緊急事態宣言が発令されている間の週日、主日のミサを中止、また聖堂、信徒会館の施錠、駐車場、遊具の使用禁止による教会の閉鎖を実施します。
政府は昨夜、東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に緊急事態宣言を出し、その期間を4月25日から5月11日までとしています。ただ、状況によっては期間内における中止、また逆に延長の可能性もあり、私たちはそのつど、教区の指示を待ち、それに従っていきましょう。
私たちキリスト教徒の生活すべての命の泉であるミサが行われないことはとても残念でつらいことですが、この大きな危機にあって、私たちは社会と連帯し、「すべてのいのちを守るために」キリスト者として祈りつつ働きましょう。ミサにあずかれないという苦しみを全世界のために神に捧げつつ、同時にまたミサが再開できることへの希望を胸に抱いて、一人ではなく、共同体として歩んでいきましょう。
祈りのうちに
教会学校より2021/04/25
教会学校より2021/04/18
教会学校より2021/04/11
教会学校より2021/03/21
教会学校より2021/03/14
四旬節の黙想と回心のためのしおりの配布についてと3月、4月のミサローテーション表
2021年3月6日
カトリック垂水教会 信徒の皆様
担当司祭:林 和則
四旬節の黙想と回心のためのしおりの配布についてと3月、4月のミサローテーション表
♰主の平和
ミサのご挨拶の中で予告いたしましたように、明日と来週の主日のミサで、四旬節の黙想と回心のための参考として頂くためのしおりを皆さまに配布いたします。
この四旬節も、新型コロナウイルス感染症対策のために黙想会および地区のミニ黙想会を行いません。その代わりとして、しおりを作成いたしました。
内容は教皇フランシスコが2020年2月2日の主の奉献の祝日に全世界に向けて出された使徒的勧告「愛するアマゾン」をもとにしつつ、霊的生活の回心の参考となるようにと私が独自にまとめたものです。ただ、この勧告は「アマゾン」という現実に存在する土地に住む先住民の悲惨な現状と自然破壊に対する教皇の思い(怒りに近いものです)からの全世界の人びとへの「勧告」です。それを私が「霊的問題」に置き換えてしまい、現実の問題から目を背けていると思われる方がおられるかも知れません。短いしおりにまとめなければならない限界を認めつつ、あくまでもこれは「愛するアマゾン」から私が得た霊的インスピレーションにすぎないものとして、霊的回心のための参考として読んでいただくようにお願いします。ですから「愛するアマゾン」の「要約ではない」ということを念頭に置いて読んで頂きたいと思います。
「愛するアマゾン」にこめられたフランシスコのメッセージを受け止めるためにはぜひ、「愛するアマゾン」本文を読んでください。この勧告は回勅「ラウダート・シ~ともに暮らす家を大切に」の続編といってよいものです。エコロジカルな回心を人類に促すために、現実の世界に於いてそれがもっとも必要とされている「アマゾン」が、フランシスコの「アマゾン(そこに住む人びとを含めた)」への熱い愛情をもって取り上げられています。
そして「愛するアマゾン」にも、人類がコロナ後をどのように生きていけばよいかということについての預言的なメッセージがあります。それをひと言でまとめるならば、「愛の文明」ということになると思います。
3月と4月のミサローテーション表を発送いたします。この表の中において4月3日の復活徹夜祭のミサの参加が「75歳未満」となっていることに驚かれる方が多いと思います。
これはコロナ対策として、復活徹夜祭のミサをどのようにすれば人数制限が可能かを熟考した結果なのです。復活徹夜祭のミサは夜間、一度だけしか行うことができず、地区割による人数の分散ができません。また抽選制による整理券、人数制限をして定数を超えた場合は入堂をお断りするなども考えましたが、いずれも完全な制限は困難で「お断り」によってトラブルや、不快な思いをさせてしまう事態が生じる可能性が高いと思えました。
そのため、夜間ということもあって、いわゆる「後期高齢者」の方がたにご遠慮をお願いすることになりました。一年間の典礼の頂点である復活徹夜祭への参加を断念していただくことは誠に申し訳ありませんが、ご理解をお願いいたしたく、よろしくお願いします。
祈りのうちに