12月24日、25日の降誕祭のミサを中止します。(2020年)

2020年12月19日

カトリック垂水教会 信徒の皆様

担当司祭:林 和則

12月24日、25日の降誕祭のミサを中止します

♰主の平和
 本日は担当司祭として苦渋の決断を皆さまにお伝えしなければなりません。
 今年の24日、25日の降誕祭のミサを中止いたします。
 対象となるミサは、24日(木)17時、19時、25日(金)10時、14時です。
 また、両日の早朝ミサ(7時半)も中止いたします。

 今般の新型コロナウイルスの第三波の感染拡大の広がりが止まらず、大阪府は12月3日、大阪モデルでの「非常事態」に当たる「赤信号」を点灯させました。これを受けて大阪府内の教会では降誕祭のミサを中止する所も出てきました。垂水では降誕祭の4回のミサの会衆の参加を「フリー」としていましたが、この状況を受けて対策を講じるべく急遽、12月13日(日)の午後に臨時の運営委員会を開催しました。そこで話し合った結果、垂水に所属する信徒のみの参加や人数制限を徹底するなどの対策を取ることにいたし、本日、それらを通達する予定でした。

 しかしながら、昨日と今日において状況が深刻になりました。隣接する神戸中ブロックのたかとり、兵庫、鈴蘭台、三田の教会が降誕祭のミサを中止することを決定しました。これを受けて、明石も中止を決定しました。明石が中止を決定したのは、たかとり、兵庫、明石がともにJR神戸線の沿線にあって、最寄り駅があるということが大きなポイントになりました。そのため、想定外の人数がミサに来られる可能性が生じ、十分な対策を取ることができないと判断されたからです。現在の感染拡大、年末年始の外出自粛が呼びかけられている中で、十分な対策が取れないような状況でミサ(一般の人にとっては集会)を行うことは、もし感染が発生した場合、社会から教会が無責任であると非難されても仕方がないと言えます。
 これらを受けて本日朝、評議会議長と話し合い、垂水の降誕祭のミサの中止を担当司祭として、決定いたしました。

 皆さまにとってつらいことでしょうが、どうか上記の事情をご理解いただき、ご了解いただきたく、よろしくお願いします。

 また、降誕祭のミサが行われる教会もありますが、それらは整理券の発行などの人数制限を実施して行われます(北須磨は完全な整理券制です。整理券がないと入れません)ので、他教会の信徒が行くことは想定外の人数をもたらす結果になりますので、お控えください。

 なお、地域分けなど十分な対策が実施されている毎週の主日のミサ、1月1日の神の母のミサは行います。ただ、ご家庭での検温、手洗い、ミサ前後での不要不急の会話を控えるなどの感染対策を今まで以上に心がけてくださるように、改めてお願いします。

 今年は馬小屋での聖家族の愛の交わりを思いつつ、ご家庭でご家族だけの降誕祭をお祝いいたしましょう。

祈りのうちに

待降節の黙想と回心のためのしおりを配布します

2020年12月12日

カトリック垂水教会 信徒の皆様

担当司祭:林 和則

待降節の黙想と回心のためのしおりを配布します

♰主の平和
 11月28日付けの一斉送信で予告いたしましたように、明日と来週の主日のミサで、待降節の黙想と回心のための参考として頂くためのしおりを皆さまに配布いたします。
 この待降節も四旬節の時と同じく、新型コロナウイルス感染症対策のために黙想会および地区のミニ黙想会を行いません。その代わりとして、しおりを作成いたしました。
 内容は教皇フランシスコが2015年5月24日の聖霊降臨の祭日に全世界に向けて出された回勅「ラウダート・シ~ともに暮らす家を大切に」を要約したものです。「ラウダート・シ」は昨年11月の教皇様の訪日のテーマ「すべてのいのちを守るため」の「テキスト」と言ってもよい回勅です。そして今、コロナウイルスによって一変してしまった世界状況のもとで、私には「預言的な書」になったと思えます。それはこの感染収束後の世界のあり方、一人一人の生き方の転換を指し示す書であると思えるからです。
 しおりの中でも引用しましたが「消費の代わりに犠牲を、貪欲の代わりに寛大さを、浪費癖の代わりに分かち合いの精神を据える、節制の道」という生き方が今、問われているのではないでしょうか。コロナ後の世界が、コロナ前の世界と同じであってよいのか、信仰の眼差しから考えて行く必要があると思えます。
 そのような思いをこめて、しおりの題名を「エコロジカルな回心に向けて」といたしました。本文中にもありますが、それは一般的な「エコロジカル(エコ)」ではなくて、信仰者として生きるための、いわば霊性としてのエコです。
 待降節との関連としましては「自ら『被造物』となられた受肉の神秘、その頂点としての聖体」が黙想のポイントになると思います。

 皆さまにお願いしたいことは、このしおりを待降節のためだけのものと考えないで頂きたいということです。「ラウダート・シ」は感染後においてこそ、より大切な書になってくるからです。終息後、あらためて「ラウダート・シ」を皆さまと一緒に深めていきたいと考えています。そのため、待降節後もこのしおりを破棄することなく、持っていて頂き、できれば原文を読んで頂ければと願っています。

祈りのうちに

重要:ミサの参加者出席確認を始めます

2020年11月28日

カトリック垂水教会 信徒の皆様

担当司祭:林 和則

ミサの参加者出席確認を始めます

 ♰主の平和

 11月7日の一斉送信でお知らせしましたように、11月5日付けで出された前田大司教様からの通達中の項目5の指示に従い、明日11月29日のミサより、ミサの参加者の出席確認を実施いたします。

 これはミサの参加者の中から新型コロナウイルスの感染者が確認された場合、感染経路追跡のための濃厚接触者の名簿を保健所に提出するためです。既に以前から実施していた小教区(明石教会など)もありますが、垂水ではミサの参加者がほぼ固定していて、外部からの参加者が少ないため、これまで実施しておりませんでした。しかし、大司教様の指示のみならず、今般の第三波と言える急速な感染拡大の状況において、集会における参加者の確認および記録を取らないことは、社会的にも無責任であると言えます。けっして、個人のミサの参加状況を調査するためではありませんし、名簿は2週間ごとに破棄されて、残りません。

 大切な感染症対策として、参加者確認にご協力をお願いします。手順は図表とともに別紙に記載しております。確認の作業の際には密を避け、会話を控えつつ、スムーズな流れを心がけてくださるように、お願いします。

 明日、11月29日の主日から、新たな典礼暦の年(B年)、そして待降節が始まります。このような状況のため、黙想会を開催することはできませんが、よりよき降誕祭を迎えるための手引となるような、しおりの作成などを考えております。

 明日からまた、新たな典礼暦を生きることによって、毎日の生活を聖化していきましょう。

祈りのうちに

新型コロナウイルス感染対策を継続いたします

2020年11月7日

カトリック垂水教会 信徒の皆様

担当司祭:林 和則

新型コロナウイルス感染対策を継続いたします

♰主の平和

11月5日付で前田大司教様から「新型コロナウイルス感染症にともなう措置(第9次)」がFAXで送られてまいりました。

要約いたしますと、司教協議会より「カトリック教会における新たな感染症発生時のガイドライン」が発表されたことと、感染症対策は従来通りに継続されるという二点になります。

今回は通達の全文を送りますが、その中の項目5.(ミサ参加者の名前の把握)が、垂水教会においては実施されていませんでした。指示になっていますので、代表評議委員の方がたに方法を検討して頂き、近く、実施いたします。

以下、全文。

+主の平和

11月を迎え、いよいよクリスマスの準備を始めるのも近くなりました。コロナ禍の対応に追われた一年となりましたが、教皇フランシスコ来日一周年にもなりますので、「すべてのいのちを守るため」を今一度心にとめましょう。そして、教皇様の「パンデミック後の選択」や「きょうだいの皆さん」の呼びかけに応える生活を共に致しましょう。誰もが感染症の当事者になる可能性があります。「感染症に関連した差別や排除をしない」、「ウィズコロナともに生きようクリスマス」で、コロナ終息の新年を迎えることができるように祈ります。

新型コロナウイルス感染症に関して、別紙のように司教協議会より「カトリック教会における新たな感染症発生時のガイドライン」(以下「ガイドライン」)が発表されました。このガイドラインをもとに、大阪教区として、以下のようにお知らせいたします。ただし、これはあくまで教区全体に対する勧めですので、実際にどのような対応をするかは、各小教区・施設で判断してください。

  1. 現在の状況は、ガイドライン2~3ページの「④国内における感染症の流行継続」にあたりますので、そこに書かれている点を可能な限り順守してください。秘跡に関しては、同ガイドラインの4ページ以降の「別添:新型感染症下における秘跡・典礼挙行のガイドライン」を参考に、それぞれの場所の事情に適応させて実施してください。
  2. 引き続き、主日と守るべき祝日(主の降誕の祭日と神の母聖マリアの祭日)のミサにあずかる義務は、教区内のすべての方を対象に免除します。
  3. ミサなどの集会での収容人数に関しては、ガイドラインに「社会的距離を保つ」とされています。政府や自治体の発表では、おおむね「可能なら2メートル、少なくとも1メートル」とされていますので、参考にしてください。なお、「声を出さない場合は、収容人数まで可能」とされている場合もありますが、冬季で換気が難しくなることも考慮すると、社会的距離を保ちながら「収容人数の半分程度まで」を限度にするのが適当だと思われますので、ご留意ください。
  4. ガイドラインには、「聖体を口に受けることの自粛」(3)「拝領者には、立って、手で聖体を拝領するよう協力を要請する」(p.5)とありますが、口での拝領を希望する信者のために、事前に司祭に相談の上、最後に拝領する、あるいはミサ後に別に拝領するなどの対応を可能な範囲でしていただくようお願いします。
  5. 万一感染が発生した場合に保健所の要請に応えるため、ミサや集会の参加者の情報を把握しておいてください。情報の取り扱いには注意し、後日(2週間後を目安に)破棄してください。
  6. 教会活動において新規感染者が発生した場合には、まずすみやかに保健所に通知し、指示に従ってください。次に、司牧責任者を通して教区にお知らせください。教会内外への発表は、必要に応じて教区からいたします。
  7. 誰もが感染する恐れがあります。万が一関係者が感染した場合は、本人のプライバシー保護に十分に注意するとともに、対応に関しては保健所の指示に従ってください。
  8. 最後に、長期化し終息の見通しがまだつかない状況下にあって、教会活動の様々な場面にあっての配慮を続けてくださっている関係者の皆様に心から感謝いたします。これからも、弱い立場の人たちへの配慮を優先しながら、すべてのいのちを守る新しい教会の姿を見せてまいりましょう。

*教区のお知らせ(第9次)の主要外国語版は順次ホームページに掲載いたします。

以上

「日本のカトリック教会における感染症対応ガイドライン」は枚数が多いため、教区ホームページに掲載するとともに、各機関に本日郵送いたします。

被昇天の聖母 カトリック 垂水教会